ポール・マッカートニー 夢のセットリスト
2020年は、新型コロナウイルスの世界的な大流行で、大規模なライヴが開催不能となった。
ポール・マッカートニーも自宅で過ごす時間が増え、ライヴができずに有り余った時間は、自然と創作活動へと向けられ、12月には「マッカートニーIII」というニューアルバムをリリースした。
ポールは毎年の様に、世界各地でライヴをしてきたので、ファンの前に立って歌えなくなった事には、恐らく口惜しい思いを抱いているのではないだろうか。
また世界中のファンも、ポールが再びライヴ・ステージに立てる日が来る事を念願していると思う。
生きる伝説と言っても過言ではないポールのライヴは、観る事ができるだけで一生の宝となるだろう。
しかし、贅沢な話である事は百も承知で述べたいのだが、近年のポールのライヴ・セットリストは、あまりにもビートルズに偏っている気がする。僕が観に行った2013年の東京ドームでのライヴは、全37曲中の23曲がビートルズナンバーである。(Golden Slumbers/Carry That Weight/The Endは1曲としてカウント)
そして、このビートルズ中心のセットリストの傾向は、その後も続くのである。
ポールの音楽の功績は、決してビートルズ時代だけではない。ソロとして、ウイングスとして、またスティービー・ワンダーやマイケル・ジャクソンとのコラボで、ビートルズ解散後に、全米シングルチャートで1位を9曲も獲得している。あのローリング・ストーンズの全米1位獲得数が8曲である事を見れば、ポールがいかに凄いアーティストかわかるだろう。
そこで、ビートルズの曲は、もう充分過ぎるほどポールのライヴで聴いたので、ソロとウイングスのみで構成した、僕が望む夢のセットリストを作ってみた。
1.Venus And Mars~Rock Show~Jet
2.Smile Away
3.Helen Wheels
4.Spin It On
5.Driving Rain
6.Come On To Me
7.Only Mama Knows
8.Biker Like An Icon
9.Run Devil Run
10.Maybe I'm Amazed
11.My Love
12.Only Love Remains
13.(I Want To) Come Home
14.Sally G
15.With A Little Luck
16.Another Day
17.The Kiss Of Venus
18.Put It There
19.Jenny Wren
20.Here Today
21.New
22.Tomorrow
23.Pipes Of Peace
24.Only Our Hearts
25.No More Lonely Nights
26.Coming Up
27.Young Boy
28.Band On The Run
29.Wanderlust
30.The Back Seat Of My Car
31.Live And Let Die
-- encore --
32.Letting Go
33.Hi,Hi,Hi
34.Junior's Farm
-- encore2 --
35.Silly Love Songs
36.Soily
以上である。
ザ・ファイアーマンを除く、ポールのほぼ全てのキャリアが網羅されたセットリストである。今後、ポールのライヴが再開されたとしても、この様なセットリストが実現する可能性は、限りなくゼロに等しい。しかし、上記のセットリストは、どれも一度は聴かなければもったいないと思うほど、良い曲ばかりである。(個人的な感想)
是非ともポールには、ソロやウイングスの曲を、もっとライヴで歌ってもらいたいものである。
今回は以上。
それではまた!