病気を抱えて働くということ

 詳細は伏せさせていただくが、僕は持病を抱えている。身体・精神を問わずに、病気を患い、治療をしながら社会で働いているという方は、大勢いらっしゃると思う。僕もその一人なのだが、今回は、持病を抱えながら働く上で僕が注意し、心掛けてきたことを述べさせていただこうと思う。

 

1.採用面接の際に、持病について会社に伝える

 

 採用面接の際に、自身の病気に関して会社に正直に事実を伝えておくのは、とても重要なことである。具体的には、

 1.病名と現在の病状

 2.通院の頻度

 3.勤務可能な日数と労働時間

 4.可能な労働内容

 等を伝えると良いと思う。

 

 持病を抱えている状態で、これらの事柄を会社に伝えずに採用されて働くことは、お勧めできない。それは、無理をすれば何れは体調を崩し、それが欠勤等に繋がり、遅かれ早かれ病気が会社に発覚するからである。そうなると、

 「なぜ、採用面接の時に病気のことを話してくれなかったのか」

 等と言われて、会社とのトラブルになる可能性もある。これは、僕自身も経験したことがあるので、それ以来、採用面接の際には持病に関して、ハッキリと会社に説明する様にした。

 

2.医師に自身の病状・勤務状況を伝える

 

 先にも述べたが、自身の限界を超えた無理をしてしまうと、病気の悪化を引き起こしてしまう恐れがある。勿論、生活費を稼ぐという観点からも、労働は重要なことではあるが、身体を壊してしまっては、元も子もなくなってしまう。自身の現在の労働内容や環境等を、通院の際に病状とともに医師にしっかりと伝え、その時々の状況に応じて指示を仰ぐことは、とても大切なことだと思う。

 

3.職場の人間関係を大切にする

 

 僕は、職場で同僚に対して、常に親切に接する様に心掛けてきた。人との良好な繋がりということは、働く上でとても大切である。

 僕の持病を理解してもらった上で雇われた以前の職場で、自身の限界を超えた仕事を上司から割り当てられそうになったことがあるのだが、その際に助けてくれたのは、仲の良い同僚だった。同僚は、その仕事を代わりに引き受けてくれたり、僕に無理をさせないように、会社に掛け合ってくれたりした。

 「人間関係は合わせ鏡」

 というが、常日頃、同僚に親切に接してきたことが、僕が困った時に助けてもらえた一番の原因だと思う。

 

 以上が、僕が持病を抱えて働く中で注意し、心掛けてきたことである。

 自身の病気と職場の都合、折り合いをつけて働くことは大変ではあるが、今回の記事が、同じような悩みを持つ方の参考になれば、幸いである。

 

 今回は以上。

 それではまた!