リンゴの曲のエピソード

 ビートルズメンバーの曲のエピソード、最後はドラマーのリンゴ・スターである。

 リンゴがビートルズ時代に書いた曲は、ポールやジョンはもとより、ジョージよりもずっと少ない。

 よって、カヴァー曲と、ポールが書いてリンゴが歌った作品も含めて、紹介しようと思う。

 

1.「Act Naturally」

 カヴァー曲で、アメリカの歌手、バック・オーウェンズが、1963年に発表した作品である。

オリジナルは、アメリカのカントリー・チャートで1位を記録している。

 リンゴのリード・ヴォーカルに、ポールがハーモニーを付けていて、ビートルズが活動中に公式発表した全213曲中で、唯一のパターンである。

 明るい曲調で、聴いていると楽しくなってくる。

 アルバム「Help!」に収録されている。

 

2.「Yellow Submarine」

 ポールがリンゴの為に書いた曲で、同名のビートルズのアニメ映画が存在する。

 曲中に効果音として、様々な物が使用され、なんとローリング・ストーンズブライアン・ジョーンズもレコーディングに加わり、グラスを叩いたとのことだ。

 ポールがビートルズ時代に作曲した、「All Together Now」「Ob-La-Di, Ob-La-Da」等と

と同じく、子供向けな曲調になっている。

 本国イギリスで大ヒットし、シングルチャートで4週連続・1位を記録した。

 アルバム「Revolver」「Yellow Submarine」に収録されている。

 

3.「Octopus's Garden」

 リンゴの自作曲で、ジョージが作曲を手伝っている。

 イントロとソロギターが、とても印象的。

 個人的にはカヴァーも含めて、リンゴがヴォーカルを取るビートルズナンバーでは、一番のお気に入りである。

 アルバム「Abbey Road」に収録されている。

 

 以上で曲の紹介は、終わりである。リンゴの魅力は、作曲能力でもヴォーカルでもなく、やはり本義のドラムだと思う。僕は音楽的には全くの素人なのだが、

「Please Please Me」

「I Feel Fine」

「Nowhere Man」

「Hello Goodbye」

 この4曲は、聴いていると、ドラムの音で鳥肌が立つことがある。やはりリンゴのドラムが存在してこその、ビートルズだろう。

 ビートルズメンバーの、曲のエピソードを、各3曲ずつ紹介してきたが、また気が向いた時に他の曲に関しても、書いてみようと思う。

 

 今回は以上。

 それではまた!